2013年4月10日水曜日

OCEB講座 第25回 Why BPM?

鎌倉
左の写真は鶴岡八幡宮の源氏池で撮ったものです。
今年は桜の開花が早く、今週あたりが盛りで、ちらほら花びらが舞い始めています。




と、このブログを先週、書き始めたのですが、その後、1週間ほど中断した結果、桜はすべて散ってしまい、今では花びらの一枚も落ちておらず、鎌倉は完全に新緑の風景に変わってしまいました。
花の移り変わりが速いのか、筆者の筆が遅いのか(多分 後者)、もう鎌倉にはこの写真のような桜は残っておりません。

旧日本軍の亡霊

 本日は、以前のプロマネブログでもちょっと触れた事がありますが、現在の日本の組織の問題と旧日本軍の抱えていた問題の相似性について議論したいと思います。
この問題はバブルの頃には既に指摘されており、「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」と言う名著が80年代半ばに世に出ています(今では文庫化され、古典となって読み続けられています)。
この書は必ずしも軍事の専門家ではなく組織論の専門家の方々の手になるものであり、組織の問題を扱う人間にとってはたいへん興味深いものです。

旧日本軍の組織的問題に関して詳しくは上記の書物にあたって頂くとして、このブログでは、30年前にこの書物によって指摘された問題が、(この30年間で日本も世界も大きく変わったにもかかわらず)いまだに何の変化も無く日本の組織を覆っているのか、現代の視点で見てみたいと思います。