高徳院 |
旅行は嫌いな方ではなかったのですが、旅行の定義が筆者の中で大きく変わって来た結果と言えます。
格好よく言えば、空間的旅行から時間的旅行への変化、ー つまり鎌倉時代を旅するようになってしまいました。
鎌倉生まれのM君によると、鎌倉には昔から鎌倉七不思議と言うものがあるそうですが、その内容は人によってかなり違います。
ちなみに、彼自身の七不思議の筆頭は、「鎌倉の大仏は誰が建てたか? 」と言うものだそうです。
そして、筆者にとっての鎌倉の最大の謎は?と言うと、何と言っても「源頼朝公の死因」を挙げたいと思います。
彼の死の前後数年の公的記録がほとんどなく、暗殺説もささやかれています。
しかしながら、これはM君にとっては謎でも何でもなく、こんな事を云々するのは、君子らしからぬ”下種の詮索”であると断じます。
過日、その頼朝公が死の数日前に落馬したと言う伝説のある鎌倉近郊の某市へM君を誘ったことがありました。
何でも、落馬したと伝えられる旧相模川の橋のそばには温泉もあると聞きました。
M君は大の温泉好きであり場所もさほど遠くないので、当然行くだろうと思って誘ったのですが、意外にも断固とした態度で断ってきました。
M君は鎌倉で生まれ、鎌倉市内最古の小学校、中学を経て、鎌倉の名門、鎌倉高校へ入学しましたが、高校の1年生のとき、彼の家は、その敬愛してやまない鎌倉から(彼いわく格下の)その某市へ引っ越してしまったそうです。
そのショックはあまりにも大きく、M君はヤンキーになってしまいました。
(注: アメリカ人になったわけではありません。 )
それ以来、その某市 ー ここでは「血が好き市」と仮名で表示 ー は、彼にとっては暗黒時代を思い出させる嫌な場所になってしまい、「血が好き」と言う地名を聞いただけで、思わず拒絶反応が出てしまい、普段温厚な彼も血が頭にのぼってしまうそうです。
筆者は、とんだ所で、M君の禁忌肢を踏んでしまったようです。
BMM
BMM(ビジネス・モチベーション・モデル)の特徴の一つは、目的(What)と手段(How)を完全に分離している事です。ビジネスを考える上で、ー どのように考えるかは人の勝手と言えば勝手ですが ー、往々にして目的の話をしているつもりが手段の話になったり、あるいはその逆の状況、いわゆる目的と手段の混同、が間々起こります。
この混同は、組織が大きくなればなるほどその弊害が大きい事が知られています。
また、上位のレベルでは単なる手段であったものが、下位の組織レベルでは、その手段そのものが目的となる現象もよく起こります。
BMMでは、目的概念に属するものを総称して”End"と言い、手段の概念に属するものの総称を”Means”と呼びます。
このブログでは、OCEBの試験範囲を超えてしまいますが、モデリングの観点からこの概念を解説して行きたいと思います( 注: OCEBでは、UML図は直接は出題されませんのでご安心ください。説明のための背景情報として解説したいと思います。)